Home » お知らせ » イベント » 掲載誌 » BVCAD解説書 » SXFについて

SXFとOCF検定について

電子納品に向けたCADの標準フォーマット「SXF」やオープンCADフォーマット評議会「OCF」とOCF検定に関するコラムです

[ 2006.3.17改訂 ]

SXFとは

この交換標準はコンソーシアムの英語略称であるSCADECにちなみSXF(Scadec data eXchange Format)と呼ばれます。ISO10303-202(STEP/AP202)に則った電子納品のためのP21形式と、関係者間でのCADデータ交換のための簡易な形式であるSFC形式の二つの物理ファイルをサポートしています。

仕様の開発にあたり、建設分野の実情に合わせたCADデータ交換をおこなうため2次元CADデータを対象としました。また、国際規格に準拠するためISO規格STEP/AP202を採用しています。そして、段階的に開発を進める為に、交換の難易度や用途の複雑さに応じて開発レベルをレベル1からレベル4まで設定しました。
開発レベルは次のような段階分けになっています。

CADデータ交換の開発レベルについて
開発レベル 概要
レベル1 画面(紙)上で、図面表示が正確に再現できるこ
レベル2 2次元CAD製図データの要求を十分満たし、再利用時における使い勝手が確保されること
レベル3 レベル4の仕様策定過程で必要とされる幾何部分の仕様
レベル4 GIS・統合DB等との連携、自動数量拾いなど、CADと関連ソフト間のデータ交換基盤の提供

CADデータの電子納品時にはレベル2の仕様を満たす事が条件ですが、現在はバージョン3の仕様 ( http://www.cals.jacic.or.jp/cad/developer/SXFDocDownload.htm ) が公開され、これに対応したCADが製品化されつつあります。

« 前に戻る 次に進む »