製品情報

CAD SystemBV Family

お客様と作り上げたCAD

BV Family は土木、建築、機械、製造、電機などのあらゆる分野のユーザーに使用されてきました。各分野のユーザーニーズを集約し、優れた操作性と高度な製図機能を兼ね備えた汎用CAD として進化を続け、TIN 要素の作成に加え、3D 機能の拡充によりJ-LandXMLの出力に対応しました。そして3D 構造物作成オプションに加え、3D プランオプションを新たに追加し、さらなるニーズに対応します。
BV Family は用途に合わせ多彩なオプションを選択でき、組み合わせによりお客様専用CAD システムとしてご利用いただけます。

機能紹介

ラインナップ

  • BV FILE/Raster

    ハイグレードモデル。
    全てのオプション機能を追加することが可能。

  • BV CAD

    スタンダードモデル。
    各種図面ファイルの一括変換機能を標準搭載します。

  • BV CAD/RS Civil

    土木、建設業向けモデル。
    土木や電子納品の機能を標準搭載します。

  • BV CAD/LT

    ライトモデル。
    限定した機能を搭載したライトモデルです。

⾼精度なファイル交換実現

多くのファイル形式に対応するCADシステムは現在一般的になりました。しかし日常業務においてデータ交換時のトラブルに多くの時間を取られる場合が少なくありません。BV Familyは高精度なファイル交換機能を搭載し、手間のかからないデータ交換を実現しています。

BV Finder

高度なファイル管理が可能なインターフェイスです。
オリジナル名のショートカットの作成、イメージ表示や表示可能なファイルのフィルタリング、ファイルの検索機能も実装しています。

BV Family 汎用機能

メニューレイアウトの管理

メニューレイアウトをデフォルトレイアウトから選択できます。また、任意で配置したレイアウトをユーザーレイアウトとして保存することができます。

高速化NEW

図形数が多いと各操作で処理が重くなり、図形編集に時間がかかっていました。
Ver20 では、高速化エンジンを搭載しパフォーマンスを大幅に向上しました。
今までは複写や移動などの際に操作が遅れる場合がありましたが、処理速度の高速化によりストレスなく操作することが可能になりました。
これにより、作業時間を短縮し、生産性を向上させることができます。
BV Family 史上最も速い新バージョンをぜひご利用ください。

伸縮図形

指定した寸法値に数値を入力すると、図形と寸法値を同時に伸縮することができます。

文字関連

線上入力や囲み文字、カウントアップなどの編集ができます。

かんたん編集

様々な要素の移動、複写、端点移動、端点複写、変形などの編集を簡単に行うことができます。データ内容で線色などの変更も行うことができます。

表作成機能(Excel連携)

Excelから表をインポートして表要素として配置します。配置した表要素をBVCAD上で編集することができます。

移動、複写

移動、複写の過程で回転と伸縮処理を同時に行うことができます。

回転伸縮

基準点を中心に回転と伸縮を同時に処理できます。
伸縮は倍率固定も可能です。 座標が設定されている図面に対し、任意座標で作成した図面の合成などに有効です。

ハッチング

塗りハッチングやタイルハッチングなどを作図することができます。

閉領域認識機能

ワンクリックでハッチングを作図できます。

レイヤ機能

「レイヤ別の線色、線種、線幅の登録(レイヤ依存)」や「レイヤ分割表示」、「レイヤ情報のCSV 出力」、「レイヤグレー表示」などのレイヤ機能を搭載しています。

レイヤ分割表示

マウス移動

設定したメニューへ移動

マウスドラッグの向きに応じて、設定したメニューへマウスポインタが移動します。

JWライクな簡単操作

JWCAD ライクなマウス操作機能を搭載しています。マウスのみによる、範囲拡大、全体表示、前画面表示、全図形表示ができます。

印刷

印刷範囲を一括で追加することができます。また、印刷した紙を重ね合わせるのりしろ幅を設定して印刷することもできます。

他社データ読込

OfficeのPowerPoint、Excel、Wordファイルの各ページを、画像ファイルとして図面に配置するコマンドを追加しました。
指定順に自動で貼りつけることもできます。

垂線寸法

要素選択または、2点指示した直線上から垂直方向へ寸法を作図できます。選択可能な対象線は直線、折れ線、円、円弧、クロソイドです。

座標設定

数学系/測地系の切り替えの他、「2点と座標」、「2点と距離」などの指定によりCAD図面の座標設定及び部分図(縮尺)変更などができます。

図面から取得機能

座標値の入力は図面上の数値をクリックすると取得ができます。

寸法作図モード機能強化

水平、垂直寸法に「区間」モード、平行寸法に「長さ」モードを追加しました。「長さ」モードでは水平、垂直、平行を切り替えることなく指示した要素、もしくは2点間から連続して直線寸法を作図できます。

「区間」/「長さ」モード

寸法線/引出線/バルーン

通常の寸法線や引出線をはじめ、便利な寸法線コマンドを搭載しています。また、円や四角をはじめ、2分表示、折れ線形状などのバルーンを作図することができます。

勾配寸法線

勾配に対して「%」と「1:n」で作図できます。

3Dメッシュ要素

3D構造物作成オプションで作成したデータを読み込んだ場合、3Dメッシュ要素として扱えます。
LT単体では3Dメッシュ要素を3D表示で確認することができません。

※読込みには別途、3Dプランオプションが必要となります。

拡張機能

カテナリー曲線

区間を指定後に弛みパラメータをキー入力し、電線の垂れ下がり曲線
を作図します。
カテナリー曲線を3本同時に作図する機能を追加しました。
K値の文字をカテナリー曲線の中央に配置する機能を追加しました。

表認識機能CAD⇒Excel変換

文字や線分を形状認識して表要素として編集、Excel へ出力できます。

※特殊な形状は認識できない場合があります。

図面合成/拡張図面合成

座標情報から図面を自動で合成できます。

SXF座標付き平面図をファイル選択のみで座標値を根拠に自動結合できます。
※座標がない場合は結合できません。

一括変換

複数選択した図面ファイルを指定のファイル形式へ一括変換できます。

ラスター機能機能強化

Geo TIFF一括読込み

複数のGeoTIFF を一括で読込む機能を追加しました。

塗り

ラスターデータをデータ色または背景色で塗ることができます。

複写

ラスターを自由に複写、反転することができます。

補正

4点補正、4点座標補正、2点補正などでラスターの歪みなどを補正することができます。

ラスター変換

ベクターデータをラスターデータに変換できます。

仮想ラスター

図面上のラスターデータを仮想化して表示することができます。

ベクター変換

ラスターデータをベクターデータに一括変換できます。

マクロ属性

塗図形やビットマップに他のアプリケーションとのリンクを設定することができます。簡易GIS の構築にも応用できます。

オプション

BV Family は、各種業務の専門的な作業に対して豊富なオプションを取り揃えております。
製品によってオプションの搭載可否が異なります。作業や用途に合わせて製品をお選びください。

追加オプション対応表

製品名称 BV FILE/Raster
(オプションセット)
BV FILE/Raster BV CAD BV CAD/RS Civi BV CAD/LT
ラスターオプション 標準搭載
拡張土木オプション 標準搭載 標準搭載
CAD製図基準アシストT2オプション 標準搭載 標準搭載
完成平面図作成支援オプション
車両走行軌跡図作成オプション
GISファイル入出力オプション
概略道路設計オプション
図面比較オプション
PDF入力オプション
PDF出力オプション 標準搭載
鉄骨オプション
JIS鉄鋼オプション
3D構造物作成オプション
3Dプランオプション
地図XML入力オプション
点群入力オプション
地理院タイル入力オプション

※「」… オプション搭載には拡張土木オプションと3Dプランオプションが必要です。
※「」… オプション搭載には拡張土木オプションが必要です。
※「△」… オプション搭載可、「-」… オプション搭載不可。
※ 通常はUSBシステムユニット方式で製品はライセンス管理されます。
※ 詳しい製品情報や価格についてはお問い合わせください。

各種オプション

動作環境

OS Windows 11(64bit)
対応CPU CPU:1GHz以上の64bitプロセッサ以上(推奨Intel Core i3 以上)
メモリ 2GB以上(推奨4GB以上)
ハードディスク 20GB以上
ディスプレイ ディスプレイ:65,536色以上・解像度1280×768以上(推奨1440×900 WXGA+以上)
その他 ディスクドライブ、マウスなどのポインティングデバイス、インターネット接続環境(推奨)

ネットワークライセンス対応

拠点内のネットワーク環境においてサーバーでライセンスを管理します。
クライアントはシステムユニット不要で契約ライセンス数まで同時にご利用いただけます。

サーバー対応OS

Windows Server 2016
Windows Server 2019
Windows Server 2022
Windows Server 2025