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CADオプション

SXF の概念( 用紙/ 部分図) とDWG の概念( モデル/ レイアウト/ ビューポート) のデータ構造を両方搭載。
操作性、互換性を追求したHybridCAD です。

DWG とSXF の作図概念を搭載 したHybridCAD

2次元CADシステムでは縮尺の取り扱い方法により大きく2つに分かれます。
SXF形式(SFC、P21)
 電子納品用ファイルフォーマットで用紙と部分図で縮尺管理するデータ構造
AutoCAD形式(DWG、DXF)
 1/1のモデルとレイアウト空間でビューポートにより倍率管理するデータ構造

これらのデータ構造の違いはCADシステムの操作性にも影響します。
CADオプションを追加することではこれらのデータ構造を備えたCADシステムを追加することができます。

SXFのデータ構造
用紙シートと複数のシート(SXFの部分図、JWWのレイヤグループに相当)から構成され、各シートごとに縦横個別に縮尺設定が可能
リボン 1ファイル1図面で管理
※JWWのレイヤグループとシートは同じでは無い
最新のSXFデータに対応
電子納品図面で使用されるSXFデータ、最新形式は、Ver.3.1形式
JPEGなどの写真データの貼り付けや、要素に対しての属性情報付加、表題欄情報などに対応
※現在、オープンCADフォーマット評議会(OCF)の検定受検中
DWGのデータ構造
原寸のモデル空間と複数の用紙サイズ設定されたレイアウト空間から構成され、
レイアウト空間上でビューポートでモデル空間の指定範囲を倍率指定して表示することにより縮尺管理が可能
寸法線
1ファイルを複数図面で管理
モデルとレイアウトで全図を分割表示
DWG図面でモデル空間とレイアウト空間が使用する場合、これらのデータ構造を保持、使用することが可能
モデル

先進の操作性

Bigvan al-Nil CADは、先進の操作性を持っています。

オフィスライクなリボンメニュー

 リボン

多彩な寸法線編集
座標引き出し線や区間の寸法など多様な寸法線の作図が可能
スポイト機能で既存図面の設定を読取り追記編集

 座標引き出し線 スポイト

コマンド要らずのオブジェクトグリップ編集
拡張グリップモードでさらに快適編集

 オブジェクトグリップ編集

一般的なショートカットに対応
Ctrl+CやCtrl+Vなどのよく使用するショートカットが使用可能
スコープ機能で拡大鏡を使うように確認作業が容易
入力方法が正確で効率的
座標入力/マウス入力、単位 mm/m、相対座標/絶対座標
クイック選択により、図面内から目的の要素を簡単に選択
ドラフターモード
ドラフター(T定規、勾配定規、 縮尺定規などの製図道具の機能を集約したアームがついている製図台)を使って製図するように作図・図形編集が可能

3次元データ対応

3Dビューア
標高の最低値と最高値の2色を設定し、その間の色は自動で設定
3D PDFの出力、TINデータと面データをLandXML(サーフェス形式)出力に対応
3D
3DデータSTL出力
3Dビューに表示されている面やTINをSTL形式ファイルに保存する機能を追加しました。 ※STL:Standard Tessellation Language 三次元形状を表現するファイル形式
※3Dプリンターに出力する時は、Windows11・10対応のアプリケーションソフトを使用して調整して出力してください。
TIN生成機能
3次元データに自動で面データを作成
  
等高線一括入力機能

作業効率の向上

作図や編集の作業効率を向上させる機能が豊富にあります。
時間のかかっていた作業や手間のかかる作業が短時間で簡単に行えます。

ファイル変換・編集機能

PDF出力/PDF一括変換
リンク設定で「URL」が設定されている場合、リンク情報を付加してPDFファイルを出力する機能を追加しました。

表題欄一括編集
入力されている図面番号を使用し、対応するファイルの名称をCAD製図基準の命名規則に沿って変更する機能を追加

一括変換機能
複数ファイル、複数種類のファイルを一括で変換可能 一括変換
図面合成機能
複数図面を1ファイルに合成することが可能
図面クリーナーでデータ軽量化
微小なゴミ要素や、気づきにくい重複線の削除、ぶつ切り線の結線などにより
データを軽量化することが可能
スコープ
マウスカーソル位置に〇マークを表示します。

作図・編集機能

ペンセット
ペンセットダイアログにカレントペンを変更する機能を追加
ペンセットのダイアログに「全表示」「ペンセット」「基本属性」の選択ボタンを追加し、ウィンドウサイズを可変化
ラスタ読込み
ラスタ読み込みコマンドから、同じフォルダー内に同じ名称のワールドファイルがあるラスタ(BMP,JPEG,PNG)を開く機能を追加
※ワールドファイルの拡張子:BMP(*.bpw)、JPEG(*.jgw)、PNG(*.pgw)
3D(TIN編集)
削除モードのマウス指定方法に、既存のポイント指定に加え「ボックス」「多角形」「ライン」「フリーハンド」を追加
3D(TIN読込)
LandXML(Surfaceデータ)からTINを読込む機能を追加
※LandXMLファイルにはSurfaceデータがないと読み込み不可
材料表等は表単位でラクラク作成編集
表を簡単に作成する機能があり、エクセルデータの取り込み可能
(四則計算、三角関数、円周率、平方根、累乗、合計、平均、角度の計算を保持)
エクセルデータ
表認識機能
図面内にある材料表などを表データとして自動認識させることが可能
確認したデータのExcel出力可能
表認識元 矢印 表認識後
罫線がない文字も認識
表認識
文字
重なった文字を検索、移動
重なり文字移動
リンク機能
要素に対して、ファイルやURLの関連付けが可能
リンク

挿入機能

伸縮図形登録・配置
登録した図形の寸法値を変更することで自動伸縮し作図
シンボル連続線
連続線上に等間隔でシンボルを配置
シンボル
矢印矢印
シンボル

汎用機能

カテナリー曲線
区間を指定後弛みパラメータをキー入力し、電線の垂れ下がり曲線を作図します。
ハッチング
透過OFFの塗ハッチングに中抜きを追加する際、塗ハッチングと重なった位置にある他の要素が見えるように、塗ハッチングを50%透過表示するようにしました。
引出線/引出し寸法
引出線の文字を「上下」「多段」で作図した場合、複数の文字をどのように整列させるか設定できるようになりました。
複数の文字がある引出線を位置補正する際、引出線・バルーン設定の「文字の整列位置(多段)」の設定値に合わせて文字がを整列するようになりました。
標高入力
点・円・楕円要素において、標高が一つだけしか設定できない要素の標高入力ダイアログに「スポイト」機能を追加しました。
標高付加(測点)
測点の標高を線・折線・スプライン・円弧・楕円弧・クロソイドの端点に設定するコマンドになりました。
リンク設定/リンク実行
既存の「リンク」コマンドの名称を「リンク設定」に変更
※コマンド仕様は旧リンクコマンドと同様
  
「リンク設定」コマンドでリンク付けされている要素をクリックし、関連付けられたアプリケーションで起動するコマンドを追加

図面ファイルがリンク設定されている場合
サブメニューのチェックボックスON:新たにal-Nilを起動して図面を開きます。
サブメニューのチェックボックスOFF:起動中のal-Nilで図面を開きます。
文字検索(全図面)
開いている図面すべてを対象に検索が行える機能を追加
複写(シート維持)
レイアウト間の複写で、インフォバーのトグルボタンが「シートを維持」の場合、
複写元のシートを維持
「現在のシート」の場合は、複写先の縮尺が同じシートにまとめる動作に変更
転写(シート維持)
レイアウト選択ダイアログで「シートを維持」「新規シートを追加」を選択する機能を追加

システム・ツール・設定機能

ステータスバー
リボンのステータスバーに、よく使用する設定メニューを追加
図面表題欄(属性付加)
類似している表題欄を使用している複数の図面に一括で図面表題欄属性を付加
属性付加
ユーザーコマンド
コマンド、ペン、レイヤを1コマンドとして登録、実行
シンボル
矢印矢印
シンボル